青い果実の実る頃には

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映画から学ぶもの ~サヴァイヴィング ライフ - 夢は第二の人生 -~


ネタバレなし

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夢と向き合うことで、現実をsurviveすることができる




チェコアートアニメーションの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエル監督によるサスペンスドラマ。夢の世界に誘われ、虜になって現実の二重生活を送る主人公。夢の中で出会った性欲が湧くほどの美しい女の正体、夢に出てくる数々のシンボルの意味を探っていくさまを、ブラックユーモアたっぷりに描き出されている。モンタージュのような実写と写真を融合させたカットアウトアニメの手法で繰り出される作品は、独特でシュール。異彩を放った世界を見事に作り出している。さすがはシュールレアリスト。

あらすじは、中年男エフジェンが夢を見るところから始まる。そしてその中で出会った女性に恋をしてしまった。夢が気になりだしたエフジェンは精神分析医を訪ねる。カウンセリングを受けていく過程で、幼少期に両親を亡くし施設で育った経験が夢と関係していることがだんだんと明るみになっていく。それと同時に、エフジェンは夢のとりこになる。やがて自分の意志で同じ夢の世界に入る方法を見つけた彼は、妻に内緒で部屋を借り、会社に行くふりをして毎日夢の中へ出掛けるようになる。夫の浮気(夢の中だが)を知ってしまった彼女がとった行動とは、なんと・・・。

この作品を見て、改めて夢が提示したものに対して向き合う必要性を感じた。
夢は自身の抑圧された欲求や不安のシグナルであったり、または無意識からのメッセージであるといわれている。前者がジークムント・フロイト率いる精神分析学派による考え方で、後者がユング率いる分析心理学派の考え方である(簡単に言ってしまって申し訳ない)。どちらの学派にせよ、夢というのは私たちが過去の現実世界のどこかで体験したものであり、少なからずストレス等の影響を受けて無意識の中で記憶されたものである。もし、現実世界で何かうまくいかない、漠然とした不安や不満などがあるのであれば自分の見る夢を一度分析してみたら何かヒントが得られるかもしれない。しかし、素人判断でフロイト派の夢分析を行うと自我が耐えられなくなって健康を害する危険性があるため、本格的にやりたい人は専門のカウンセラーに相談するのをお勧めする。
私は、よく夢を見る。エフジェンのように夢の虜だ。時々気になる夢を見ると、もう一度見ようと二度寝する(見たいと思って寝れば7割の確率で続きが見れる)。そして、私の現実世界での行動は夢に影響されていることも多い。おもしろい夢、考えさせられる夢は常に記録し、そのイメージを膨らませていくとクリエイティブなアイディアとなる。
また、夢を見て自分が無意識に望んでいるのかもと思うと、不安にはならずになんだか気が軽くなる。嫌な夢でも、「もしかしたらあの時のことをずっと悩んでるのかな?引きずってるなー」ぐらいに大雑把に受け止める。私は基本的にラフなのだ。
たかが夢。されど侮ることなかれ。もしかしたら夢の中で自分の秘められた可能性や本心と出会えるかもしれない。あなたも夢の世界に誘われてみてはどうだろう。
さて、今日はどんな夢が見れるだろうか。


余談

夢のことを考えていてふと思った。先天性の全盲、聴覚障害を持った方たちはどのような夢を見るのだろうか。一度学生時代にどこかで聞いた気はするが、果たしてどうだったか・・・(大変失礼な話で申し訳ありません)。
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by komei115 | 2012-01-25 22:08 | Movie