青い果実の実る頃には

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映画から学ぶもの ~オロ~ 映画公開前に先立って

チベット少年が生き抜く映画「オロ」が今月30日から渋谷ユーロスペースで公開される。全国でも順次公開される予定だ。

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映画の内容もそうだが、その異色の製作過程に興味をもった。
なんと吉祥寺の老舗カレー屋の店主が映画制作に関わったという。店主はずぶの素人ながら、企画からキャスト選び、海外ロケにも同伴するという熱の入れよう。岩佐寿弥監督に頼んで、チベットからインド北部の難民施設に亡命した幼い少年の日常を追ったドキュメンタリーを完成させた。
「受難が続く現実の中でも生きる道を捜し求める主人公の姿から希望を感じて欲しい」と願いを込めて企画したそうだが、なぜ彼はチベットの少年を撮ろうと思ったのか。それを映画を見ることで考え、感じ取るのも面白そうだ。
しかしながら、こういった話を聞くと映画の魅力って、映画の力ってなんだろうと考えさせられる。映画は、時には観る者の人生を左右するほどの素晴らしい作品も数多くある。
「オレンジと太陽」のジム・ローチ監督は「観て感じ取り、そこから突き動かされる衝動が映画の魅力であり、そういった観客にバトンを繋ぐような映画作りを大切にしていきたい」みたいなことを話していたが、本当にそこなんだなと共感できる。“橋渡し”の映画。なんとも心地よい響きだ。そういった映画を作るためには、作り手側として何を伝えたいかというテーマもそうだが、それを伝えたいという情熱もそれ以上に大切な要素なのだろう。究極の話、技術云々ではなく、自分が「こういったものを撮りたい、観たい」という情熱さえあれば後はどうにでもできるのかなと思う。
「カレー屋でも映画が作れる」。これは社会に表現したい者たちへの一種の光となろう。
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by komei115 | 2012-06-26 22:10 | Movie