青い果実の実る頃には

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映画から学ぶもの 〜横道世之介〜

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2013年2月23日公開
詳しくはhttp://yonosuke-movie.com/

どこにでもいそうでどこにもいない。普通のようで変わり者。みんなの記憶の片隅で彼はへらへら笑っている。そう、横道世之介ってそんな奴



『パレード』『悪人』の原作者の吉田修一が毎日新聞で連載していた作品を『南極料理人』『キツツキと雨』の沖田修一が映画化した。長崎から上京してきたお人よしの主人公の青年と周囲の人々のエピソードが描かれる。さまざまな要素で楽しませてくれる青春ストーリーには引き込まれる。

あらすじ
長崎県の港町で生まれ育った横道世之介は、大学に進むために東京へと向かう。周囲の人間を引き付ける魅力を持ち、頼まれたことは何でも引き受けてしまう性格である世之介は、祥子から一方的に好かれてしまう。しかし彼は、年上で魅力的な千春を想い……。


はじめに述べておくが、これはもはや批評ではなく、日記である。

今年も六本木で開かれた東京国際映画祭に足を運んだ。これで、通い始めてかれこれ4年目となるのだから時が経つのも早いものである。そして、いつの間にか自分の中で毎年恒例の行事になっている。
今回、個人的に一番観たいと思っていた映画は来年2月下旬に公開される『横道世之介』だ。
『パレード』や『悪人』の原作者である作家吉田修一と、映画『南国料理人』や『キツツキと雨』の監督沖田修一の「修一コンビ」が手がけている。
どちらの修一作品も大好きで、尚且つ小説『横道世之介』も大好きな私にとって、この二人の化学反応が面白くならない訳がない。それは、まさに「見るっきゃない」作品だった。

開場し、座席に座るとそわそわしながら上映を待つ。理由は上映前に役者、監督の舞台挨拶があるからだ。本作のメインは高良健吾と吉高由里子。えっ、吉高由里子⁉この時点で興奮はMAXである。
しかし、彼女が来場することはなかった。少し残念な気もしたが、それでも高良君と沖田監督の挨拶とトークを聞けて大満足だった。

さて、内容の方であるがまだ未公開の作品なので、ネタをバラすのは控えたい。とにかく、存分に笑わせて貰った。本作は、まさに小説『横道世之介』そのものと言っても過言ではない。ストーリーの流れも、キャストも、世之介の世界観をそっくりそのまま映像で表現しているため、登場人物たちが小説から飛び出したかのようだ。約2時間半もの長編だが、そうしないとあの分厚い小説を忠実に再現し、消化することはできないと納得できる。
小説にハマった方なら本作もばっちりとハマること請け合いである。この冬一押しの映画になることも確実だろう。それまで、しばし「ごきげんよう」。

映画を観終えた帰り際に、どこかで見たことのある顔が、観客に紛れて館内を出ようとしているのを目撃した。
あれえ、妙に変だなあ。おかしいなあ。僕はこの人をついさっき見た気がするぞう。
そう思ってよく見ると、先ほど壇上に上がっていた沖田監督ではないか!何て低姿勢な方なんだろうか。ヘタをすると、そのままスルーしてしまうところだった。
映画祭のパンフレットを貰っていた私は、失礼ながらそのパンフレットにサインをしてもらうことにした。そして、できれば話や握手もして、隙あらば自身のブログを紹介しようという密かな野心も抱いた。
サインしてもらって、前作『キツツキと雨』も本作もとても面白かったことを伝えると、「ありがとうございます」と嬉しそうに応えてくれた。何と低姿勢な方!
そして、気がつくと私は嬉々として帰っていた。他のことはあまりの緊張で頭からするっと抜け落ちていた。ああ、私の小心者!
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by komei115 | 2012-10-31 23:51 | Movie