青い果実の実る頃には

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日日是思慮 その4

<祇園精舎の鐘の声/諸行無常の響きあり/沙羅双樹の花の色/盛者必衰の理をあらはす/おごれる人も久しからず/ただ春の夜の夢のごとし/たけき者も遂には滅びぬ/偏に風の前の塵に同じ>
平家物語の一節である。
これまで一社独裁型で電気を供給し続けてきた東京電力。3.11の東日本大震災によって福島第一原発は制御不能状態になり、今も放射性物質は大量に漏れ、各地に多大な被害を及ぼしている。母乳にも放射性物質が検出されている。テレビではもう過ぎた出来事のような雰囲気で収束しているが事態は深刻なままだ。225年前のチェルノブイリの事故では今でも居住禁止区域が年5ミリシーベルトなのに対して日本の文部科学省が定めた子供の年間放射線許容限度は年20ミリシーベルトと考えられないことを打ち出している。このまま子どもたちを福島の地で学ばせ、育てていいのか。直ちに遠方に非難すべきではないか。もし、それで癌が発症したら手遅れである。
そもそも、原子力の安全神話は一体何だったのだろうか。
御用学者を固めて安全神話を作り出し、メディアにも数々の規制をかけることで問題を隠そうとする東電、政府。
「想定外」という言葉をこの二カ月半の間に何度聞いたことか。その言葉を多用することで賠償金額を減らそうとする魂胆なのか。
東電はこの言葉を使ってはいけない。憲法9条の非核三原則にひっかかるのではと疑いたくなるような危うい原子力。それを扱うのであれば想定という枠を超えて慎重に考えなければならなかのだ。結局自然をなめていたのだ。そして、福島の人々にこのような発言をするのは心苦しいが、このような原発の危険性と地域の復興金とを天秤にかけ、今まで原発を容認してきたという事実は覚えていてもらいたい。三重県の芦浜や新潟県のの巻町では人々の団結によって原発建設中止を勝ち取った歴史がある。原発は人々の力で止まる。今こそ「原発はいらない」と国民は声をあげて訴え、原発に頼らない生き方を見直すべきではないだろうか。
おごり高ぶって玉座の上に居座り続けていた東電には今までのような人々の信頼はもうない。もう一度足元から見つめ直すべきだ。また、バイオマス、水力、風力などの他のクリーンエネルギーの開発を政府、国民は後押しすべきであり、今後はいろんな電力会社と消費者が個々の契約を結べるようなシステムになってもいいのではないかと思う。
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by komei115 | 2011-05-24 15:33 | Column