青い果実の実る頃には

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日日是思慮 その8

「消えるよ~。消えるよ~」これは「死神」と言う落語の最後のセリフである。天才落語家と言われた立川談志が先日亡くなられた(氏のご冥福をお祈りいたします)。今、私はしみじみと氏の落語を聴いている。落語には疎い私だが、氏の落語は好きで前々からCDで聞いたりしていた。話のまくらで30分以上も話してしまう自由さ。しかし、自由ながら客をここぞというところで笑わせるのは匠の所業である。▼同じ笑いに漫才がある。落語は主に古典を扱うが、漫才は現代の事象についてボケとツッコミを持ってして客を笑わせる。今は笑いと言えば漫才になるのか。漫才で好きなのは爆笑問題である。ブラックユーモアが漂い、風刺的なネタが多い。▼落語にも、漫才にも当てはまらないのがお笑いタレントである(私はそう思う)。コントであったり、モノマネであったり、一発芸であったり。ドリフターズあたりからそういったタレントが増え始めたのではないか。まあ、笑わせ方は自由であるのだから、差別をするつもりはない。しかし、最近は芸の質の低下が顕著にみられる。芸人はいつの間にか人を笑わせるのではなく笑われるような芸が主流になってきた。滑り芸というものがある。笑わせられない芸人を周りがバカにすることで笑わせるものだ。それは笑いと言うのだろうか。滑ってへらへらしてる当人にプライドはないのか。もはやそれは芸ではない。ただの恥さらしだ。▼客はそれを見て面白がる。それは面白いから笑っているのではない。無意識のうちに人をさげすみ、バカにして笑っているのだ。我ら客は笑いたくてお笑いを見るのだけれども、もう少し笑わせられ方に敏感になった方がいいのではないか。▼たまには伝統ある笑いと言うものに耳を傾けてはどうだろうか。落語、漫才。こちらも知識を持っておかないと笑いについて行くのは難しいかもしれない。始めのうちは何が面白いのかわからないこともあるだろう。しかし、旨い笑い話は考えることの楽しさを再発見させてくれる。それを素直に笑えた時、人間の面白さに改めて感心するのだ。▼「死神」の話しは面白いと言うより恐ろしい。死神の話に乗せられ傲慢になる人間。最後には・・・。
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by komei115 | 2011-11-30 19:43 | Column