青い果実の実る頃には

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日日是好日 その6 屋久島での思い出 2

ホテルを出た私たちは、海を目指して歩き始めた。
夕暮れの心地よい潮風が優しく髪をなでる。
重たかった亀仙人の甲羅を外し、ラフな格好になったからか解放感に包まれていた。
ビーチサンダルが足取りをさらに軽くする。

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5分ほど歩いた頃だろうか。左手に大きな施設があった。
どうやらショッピングセンターらしい。
しかし、ばんちゃんて。
一瞬経営者のネーミングセンスを疑った。
しかし、実は方言か何かできっと意味がある言葉なんだろうと考えることにした(未だ、意味分からず)。
この辺りで唯一の買い物ができる場所。ショッピングセンターばんちゃん。
むむむ・・・。
自然と隣りにいた彼女に「ここで暮らせる?」と質問していた。
4,5秒思慮し、「無理」とのこと。
4,5秒考えられただけでもすごい。
私なら質問の途中で無理というだろう。
今のご時世インターネットが普及し、どんな場所でもネットショッピングができるようになったとはいえ、ばんちゃんで食材や日用品の買い出しをしている自分の姿がどうしても想像できない。
この辺りに住んでいる人たちには大変失礼な話で申し訳ないが。

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そうこうしているうちに波打ち際まで着いた。
予想した通りゴロゴロとした岩場であった。
しかし。
海パンを履き、首には脱水性のタオル。右手にはシュノーケル。
ここは泳ぐしかないでしょう。
人一人いない海辺で、Tシャツを脱ぎ、サンダルを脱ぎ、シュノーケルを装着した私。
その姿はまるで怪人。若しくは何かに取り憑かれた人。
彼女は呆れて笑っていた。
歩くごとに石が私の足裏に食い込み、そのたびに激痛が走る。
足ツボは健康のバロメータ。痛みがない方がよろしい。
確かに今の私は病気的なのかもしれない。色んな意味で。
海水に入るとひんやりと気持ちいい・・・を通り越して冷たい。
さすがに日暮れに海水に浸かるのは寒かったか。
しかし、興奮していた私はそれでも海に向かって歩を進めた。
目標は足がつかなくなるところまで。
膝上がつかり始めた頃。彼女からのNGが出た。
「もう少し」と言おうとしたがすごい剣幕だ。
これ以上一時の我儘を言ったらきっと旅行そのものを楽しめなくなる。そのように悟った私は意見に従うようにした。
その場で頭を海水に突っ込む。薄暗かったが、水はものすごく透明で、足もとで小魚が群れをなして泳いでいる姿を確認できた。
その時点ですでに感動し、この日海に入れたことに満足できた。

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海からの帰りに先程悪態をついたばんちゃんで酒と肴を買い、ホテルに戻った。

夕食はいろいろ出てきておいしかった。彼女の分まで食べてしまうくらい旺盛に頂いた。そこに、ラッキョウが単体で出てきた。島ラッキョウか。
もともとラッキョウは好きだ。沖縄の島ラッキョウもおいしかったなー。
そう思って豪快に齧る。
しかし。
それは一口齧っただけで今まで食べた物をリバースできるくらいの衝撃だった。
齧ったことを後悔し、涙を眼に浮かべながら咀嚼していると女将さんが笑顔で言う。
「これは島ラッキョウっていって島の特産品なのよ。普通のラッキョウと違って大きくておいしいでしょ?」
「は・・・はい、とってもおい・・・オェ・・・しいです」
久し振りに食べ物を粗末に残してしまった。女将さんごめんなさい。
僕は女将さんは好きですが、島ラッキョウは好きになれそうにありません。トラウマです。
部屋に戻り、明日に備えて早めの前夜祭を開き、寝ることに。
明日はとうとう縄文杉だ。起きるのは3時半。
私は明日一体何を感じ取れるのだろうか。
そう思って浅い浅ーい眠りに着いた(就寝時間推定1時)。
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by komei115 | 2011-12-01 10:47 | Diary