青い果実の実る頃には

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日日是思慮 その34

学校の授業で「為替」という言葉を習った時あまりピンとこなかった。お金の仕組みについてもよくわからず、どうして円とドルの価値が変わるのか理解できなかった。国内にいる限り自分には関係ないものだと思っていた。海外旅行をするようになって、ようやく円高になればいいなと期待をした。しかし、そのぐらいの感覚である▼円高の減少が続いている。2007年は1ドル=120円台、1ユーロ=160円台だったのが、それぞれ80円台、110円台と大幅に円の価値が上がった。特にドルは一時80円を切るまでに下がり、現在は84円あたりまで回復はしたものの、未だ超円高の状態には変わりがない▼一見、円の価値が上がるのだから誇らしいことではないかと思う。現にメリットとして海外製品を安く輸入できるようになったり、安くで海外旅行に行けるようになる。輸入業者や海外専門の旅行会社としては景気のいい話となる。しかし、その分デメリットも大きい。まず、国内製品が売れなくなる。日本の経済成長の強みだった、車、電子機器類、家電、重工などが途端にダメになる。この状態では、海外諸外国との競争が難しくなってくる▼外国人を呼び込む観光業も不振だ。もともと、そんなに良い成績ではなかったが、円高、震災の影響で今年は呼び込み目標値を下げる結果になってしまった。急成長を遂げ、日本製品にお金を浪費してくれる中国人の呼び込みを増やしたいところだが、伸び悩みそうだ▼日本企業の景気が悪くなると国内生産が難しくなる。これまで大手企業を補助金を出して誘致していた都道府県。200億円もの交付にもかかわらず、パナソニック、シャープ、日立などをはじめ企業21社が撤退・縮小の舵を切った。安い土地、人員を求めて海外への展開に活路を見出す会社が増えるが、そうなると国内での雇用が急激に減ってしまう▼事態は盤根錯節としており、深刻だ。しかし、まずはなんとかして円高を食い止めなければならない。そして、経済、会社に対し広い目を持ちたい。地方自治体が中小企業に対する窓口を大きく設けるといったことも大切であろう。大手大手に目を向けるのではなく、県内で頑張っている既存の会社を支えていくことも必要ではないだろうか。小さなことを大事にしていける社会でありたい。
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by komei115 | 2012-03-20 21:36 | Column