青い果実の実る頃には

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日日是思慮 その42

日曜の昼下がり。ぶらぶらと自由が丘の街路を歩いていると、親子連れが目に付く。手を繋ぐ母子、肩車する父子。抱っこしたり、おんぶしたり、叱ったり、笑ったり・・・。親と子の触れ合いは姦しくも、見ていて微笑ましい▼最近、便利な道具のお陰で、子どもとの距離が遠い親が増えた気がする。子をベビーカーの中に入れ、悠々と買い物したり、友人と喋ったり、相手とのデートに夢中になったり。酷いのになるとベビーカーをまるでショッピングカートのような扱いをする。子は第一に、周囲にも危険で迷惑だ▼できるだけ子育てに手間はかけたくない、かけられないという「合理化」は進む。最近、都内で駅ナカ保育園が注目を集めている。駅ビル内に保育園を設けることで、仕事前後にスムーズに立ち寄れて預けられるからと評判だ。しかし、子どもは自然に触れることも、外の空気を吸って元気に遊ぶこともできない。これは「合理化」というよりも親の「ご都合主義化」の方が近いか▼この感覚は生まれてくる子どもにも及ぶ。出生前診断のハイテク化により、胎児の異常、障害が理由で母体保護法に則って中絶する親が倍増している。生まれてくるであろう子に権利はないのか。「生まれてくる子が可哀想だから」という理由は親の都合でしかない。中絶する一方で、「障害児でもでも生みたい」と望み、「生まれてきてくれてありがとう」と懸命に育てている親がいることを決して忘れてはならない▼親と子。繋がり方は様々だ。血が繋がって、心が繋がってない親子もいれば、その逆もある。要は大人が親としてどう子どもに関わるかの意思が大切であろう。そのためには準備と覚悟、忍耐力、そして何より我が子を無償で愛する気持ちが欲しい。
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by komei115 | 2012-04-15 21:29 | Column