青い果実の実る頃には

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日日是思慮 その46

【嘯風弄月(しょうふうろうげつ)】。自然の美しさや情緒を鑑賞することのたとえだが、その中でも一生に何度お目にかかれるかわからないチャンスは是非ともこの瞳の中に収めておきたいものだ▼今月21日に起きる金環日食が熱い。ご存知の通り、「日食」とは地球の一部地域で月が太陽を覆うことだが、それには「皆既」と「金環」がある。月や地球の軌道は楕円であるため、地上から見た太陽と月の視直径は常に変化する。月の視直径が太陽より大きく、太陽の全体が隠される場合を「皆既日食」といい、逆の場合は月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見えることから「金環日食」と呼ばれている▼金環日食を巡って日本では「日食グラス」の売れ行きが伸びているようだ。日光には、有害な紫外線などが含まれるために直接観測すると網膜のやけどや後遺症、ひどい場合には失明を引き起こすことがある。サングラス、すすのついたガラスや黒い下敷き、カラーネガフィルムによる遮光では不十分であり、専用の日食グラスで観測を行ってほしい▼金環日食後に続き、6月6日には「金星の日面通過」が待っている。月に代わって今度は金星が太陽を隠すのだ。隠すといっても、月よりだいぶ遠いために黒い点にしか見えないが、それでも次に見れるのは105年後であるから希少価値は高いだろう▼宇宙の一生に比べたら人の一生なんかほんの一瞬である。だからこそ、その一瞬の輝きの中で見れる自然の美しい現象があるなら目に焼き付けておきたいものだ。たまには子どものように無邪気に空を見上げ、時間を忘れてロマンチックな一つの奇跡を堪能するのもいいかもしれない。
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by komei115 | 2012-05-13 21:57 | Column