青い果実の実る頃には

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雑文・散文・駄文 その26 最近のテレビ事情

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「世界に冠たるテレビ好き」な日本人。平日ですら平均3時間半もテレビを観るそうだが、その実態は「食べてばっかり」「笑いに品がない」という声が続出している。アンケートを見て予想とは異なる回答に驚いた。


・最近のテレビはつまらない・・・Yes75%、No25%
・つまらないジャンル(Yesのみ)・・・1位バラエティ、2位ドラマ、3位情報・ワイド
・つまらない地上波放送局(Yesのみ)・・・1位フジテレビ系列、2位日本テレビ系列、3位TBS系列
・1日のテレビ時間(Yesのみ)・・・平均2時間
・面白いジャンル(Noのみ)・・・1位ドキュメンタリー、2位ニュース、3位ドラマ
・面白い地上波放送局(Noのみ)・・・1位NHK、2位テレビ朝日系列、3位NHK BSプレミアム
(朝日新聞アンケートより)


答えた年代の層がどうなっているのか気になるところだが、それにしても視聴者とテレビ局との間に大きな意識のズレがあることは否めない。
なぜ、最近のテレビは面白くないのだろうか。好き嫌いを通り越し、ほとんどテレビはNHKしか見なくなった私にとってこの視聴者の意識の変遷は大変興味深い。
批判の集中砲火を受けたのは、バラエティだ。「けばけばしいスタジオ装飾ととめどないテロップ」「お手軽で軽薄な暴露話と予定調和型進行」「頭の悪さや品のなさを売りにする」といった声が目立っている。グルメも同じ。食べて味わう前に「ウマ~い!」と叫ぶ姿には閉口し、ニュースでも「激ウマ」と連呼される状況に苦言を呈したくなる視聴者は多い。

お笑い、ドラマ、情報系番組。現在主流のコンテンツほど不満が多くなる結果は「視聴者のテレビ離れ」にも繋がる。現に地デジの乗り換え時期に思い切って卒業した人も多くいる。
この状況をどう見るか。テレ東元常務の石光勝氏は「番組がつまらないから視聴率が下がり、その結果広告収入が減る。すると番組の制作費が削られるので、お手軽でつまらない番組が再生産される」という負のスパイラルを指摘している。
なるほど、その通りだ。経済の落ち込みで国内の広告費も削られ続けている現状がある。インターネットに押され、放送界の取り分は今後とも増えそうにない。
お手軽で陳腐な番組をダラダラ放送するよりも、無駄を省いて番組を整理する。そして広告費の分配を増やして経営を安定させ、余裕を持った番組作りが創造的作品を生み出すきっかけにも繋がろう。

しかしながら、ちゃんと目を凝らせば面白い番組もある。つまらない番組に埋もれてしまっているのだ。NHKのドキュメンタリーの質の良さは目を見張るものがあるし、他局でもアニメやドラマで「これは」と唸らせる作品もある。多チャンネル化による好みに合わせた視聴生活は息が抜けて牧歌的だ。この自由さは大事にしたい。
私たち視聴者側も問われる。テレビは見るも見ないも受け手の自由だ。ダラダラと観るのではなく、しっかりと自身が選択するという「選択権の自覚」を持って観ることが大事ではないだろうか。
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by komei115 | 2012-06-27 21:18 | Miscellany