青い果実の実る頃には

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日日是思慮 その63

【時は金なり】とはいうが、時間とはいくら金を積んでも買えない金以上に大切で貴重なものだ。大人になればなるほど感じる「もう少し時間があれば・・・」「もっと時間を有効に使えれば・・・」という思い。一分、いや一秒でも無駄にはできない!・・・っとは言いながらも、なかなかに時間を浪費し続けてしまう私がいる▼当たり前だが、一日の時間は24時間だ(恒星日では23時間56分4.0905秒)。分で表すと1440分、秒で表すと86400秒となる。しかし、明日7月1日は3年半ぶりに8640“1”秒を刻む。「うるう秒」のためである。実際にはどうなるのかというと、午前8時59分59秒と午前9時0分0秒の間に「8時59分60秒」が挿入される▼なぜ、「うるう秒」なるものがあるのか。それは、極めて正確な原子時計で決まる標準時と、ほんのわずかずつ遅くなる地球の自転で決まる時刻との帳尻を合わせるためである。数年に一度、原子時計のほうに挿入される「一秒」が「うるう秒」となる▼一日は以前、地球の自転を基準に決められてきた。しかし、自転には不規則なふらつく動きがあり、このため一日あたり、およそ千分の一秒ずつ遅くなっている。原子時計の時刻と自転を基準とした天文的な時刻とのズレが生じることで、太陽が真南に来る時刻が微妙にずれてしまうことになる。そのために1972年からうるう秒によって補正が始まり、今回が25回目にあたる▼地球の公転は季節を生み、自転は時間を生んだ。では何故地球は自転を始めたか(公転は各自で調べてみて欲しい)。それは、地球という惑星が出来上がるまでに何度も小惑星同士がぶつかったり、擦れたりすることで衝撃が生まれて自転を始め、宇宙は摩擦がないためそのまま回り続けているからだと言われている。何とも丁度良いスピードをキープしながら約46億年も回り続けている所業はまさに奇跡といえよう。だからこそ、年々多少のズレも生じてくるわけだ▼しかしながら、実はうるう秒は世界規模で廃止論が高まってきている。不定期的に挿入されるため、コンピューターが誤作動する恐れがあるとされるからだ。この「一秒」は後何回も見られないかもしれない。たかが一秒、何ができるとも言えないが、この一秒の訪れを体感し、時間の重みや奇跡を再確認するのもまた味わい深いことかもしれない。
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by komei115 | 2012-06-30 01:46 | Column