青い果実の実る頃には

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2012年 03月 18日 ( 1 )

日日是思慮 その33

【来年のことを言えば鬼が笑う】とはよく言うが、それでも先見の目を持ってこれから先起こるであろう轍鮒の急の事態に対し備えたり、芽の段階で摘んでおくことは大切なことである▼少子高齢化社会に歯止めがかからない。50年後の未来において、日本人の人口は現在の1億2千8百万人から8千7百万と約4千万人減るとの予想が立てられている。そして、その4割が65歳以上の高齢者、1割が14歳以下の子どもという結果だ。この数値、割合をどう見るか▼こういった状態になると、国の問題として「年金」「医療」「介護」といった問題が危急存亡の秋の事態となって浮上することは間違いない。高齢者を支える若者の構図として1960年代では胴上げ式、現在は騎馬戦式、50年後は肩車式と若者一人の負担は大きくなる。それに加えて、このままいくと国民一人当たりの借金は1000万円を超える。何とかしようと国会や有識者の議論は熱を帯びる一方で、政府は消費増税を推し進め、自分たちの老後が安心できる目先の対処・政策の実現にばかり勤しんでいるようにしか見えない▼考えてみてほしい。少子高齢化の主な原因は女性の晩婚化、糊口を凌ぐ若者の増加、育児制度の環境不備など盤根錯節とした少子化側の問題ばかり挙げられる。医療技術が進むにつれ高齢化は必然だが、それを支える基盤である若年層が常に厚ければ、どんな時代でも切り抜けられるはずだ。思うに、まずは高齢化よりも少子化を危惧すべきであり、育児・教育・雇用面の抜本的な早期改革が必要である▼生物としての最大の役目と幸せは、子孫を繁栄させ、次に繋げることではないだろうか。確かに「今」は大事だ。今を乗り切らないと「未来」は開けてこない。だが、逆に未来において自分も、その子どもたちも安心して過ごせる社会環境が約束されていると、税がいくら高くなろうと未来のために今を頑張ろうと思える。目先の利益だけでなく長い目で見た制度作り、大きな改革へと踏み込む決断力、事前規制ではなく事後規制による早い改革の実現が今最も求められている。
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by komei115 | 2012-03-18 21:58 | Column